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幼なじみのやきもち

投稿者 亜美

亜美です。

高校に入学してやっと携帯電話を買ってもらいました。もう、いろんな人とおしゃべりしたりメールしたりしてます。でも、タイミング悪いときに鳴ることもありますよね。亜美は幼なじみの孝之の部屋に遊びに行った。男女とはいえ、小さい頃から知ってるわけだから、そう緊張も警戒もしていなかったのである。幼稚園、小学校、中学校といっしょだったけれど、高校は別々に進んだから、以前ほど会う機会はなくなってしまった。

「学校はどう?」 と孝之が聞いてきた。

「うん。楽しいよ。タカくんはどうなの?」

「いやぁ、入った早々、もう大学受験に向けて動き出してるよ」

「さすが進学高は違うわよね〜」

そのとき、携帯電話が鳴りひびいた。相手はクラスメートの藤木俊樹だった。藤木はクラスメートで、ちょっとイケメン系の人気者だ。亜美は電話に出るか躊躇してしまった。

「気にしないで、出れば? オトコだろ?」 

と孝之がからかう。亜美は孝之から少し離れて、話始めた。

「こんにちわ。え? うん、自分の家の中だよ」

亜美がチラリと孝之を見ると、孝之が声を出さずにで口の形だけで

「う・そ・つ・き」

と言っていた。亜美の耳に、藤木の声は心地よかった。きっと私は恋に落ちる。そんな気さえしていたのだ。亜美は藤木との会話に夢中になってしまい、ついつい孝之の存在を忘れてしまったのである。気がついたとき、孝之は亜美の背後に迫っていたのだ。

「?」

孝之が耳元に、ふっと息を吹きかけてきた。

「きゃ……」

必死に声を抑える亜美。藤木に孝之の存在を知られて、いらぬ誤解を受けたくないのだ。亜美は、そっと孝之から離れようとしたが、孝之が背後から腰を掴むので動けなかった。亜美は孝之をにらみつけたけれど、彼はいたずらをする悪がきのように、楽しそうに笑っている。

「あん」

また息を吹きかけられた。かまわず携帯電話で話を続けた。すると孝之は、両脇から手を差し入れ、亜美の胸を揉みはじめたのだ。

「あ、ああっ……」

「あれ? どうかしたの?」

藤木が聞いてきた。

「ううん。べつに、なんでもないの。それよりさぁ……」

孝之の手がエスカレートしていく。ブラウスのボタンをひとつひとつ外し始める。そして、ブラのホックも外してしまう。もうされるがままの亜美。今の状況を悟られたくないのだけれど、電話は切りたくなかった。その想いが、孝之の暴走を受け止めていたのだ。コリっと乳首をつままれると、身体がピクンと反応してしまう。孝之はそれを楽しんでいるようで、間隔を置きながら、何度も何度もつまむのである。ついには、亜美の秘密の花園にまで、手を伸ばしたのである。

もう、そこは濡れ濡れであった。

孝之の左手が、濡れた花園をまさぐり続ける。右手が乳首をつまみ続ける。舌が首筋を這い回る。亜美は、次第に息を荒くしていった。この吐息が電波に乗って、藤木に知られるのではないかと、ひやひやしたが、そのことがかえって興奮を誘ってしまう。それにしても……と亜美は考える。孝之はいつのまにこんなに女の扱いが上手くなったのだろう?まさか、高校で誰かの手ほどきでも受けているんじゃないのかしら?学校の先輩の女子にとか……。

「あの。藤木くん。ちょっと用事できちゃったから、切るね」

「あ〜あ。切っちゃった。彼氏に怒られるぞ」

「彼氏なんかじゃないよ」

「へえ。そう?」

「あれ? タカくん、やきもち?」

「バカ言え」

「安心しなさい。亜美はタカくんのこと好きよ」

「え?」

「だ・か・ら。もっと気持ちよくさせてね」

亜美のほうから孝之の唇を奪った。その後は、孝之が押し倒し、亜美の乳首にしゃぶりついた。

「あ! ああぁぁぁん。 ねえ、もっと優しく、優しくね」

亜美の頭の中から藤木はすっかり消えていた。






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